■ザクがまさかのモビルアーマー化!?
ザクと言えば、ジオン公国軍の量産型モビルスーツとして知られるが、極秘裏に開発された大型モビルアーマーとちょっとした縁があるのをご存知だろうか。そのモビルアーマーの名前は「アプサラス」。OVAの『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に出てきた機体で、仕様の異なる3機が登場した。
アプサラスは、ジオンの名家・サハリン家の当主で、優秀な技術将校であるギニアス・サハリンが開発。ミノフスキークラフトを有し、超高速飛行や高高度への上昇を実現するとともに、巨大なメガ粒子砲による圧倒的な火力を兼ね備えたモビルアーマーだ。
個人的なアプサラスの見どころは、機体にザクIIの頭部がくっついていた点にある。とはいえアプサラスがザクのバリエーション機というワケではなく、単にザクII頭部のメインカメラを流用しただけ……というのが真相である。
それにしてもモビルアーマーの中央に、ちんまりとザクIIの頭部だけが乗っている絵面は大変シュールで、ザクの頭のサイズと機体全体の対比からアプサラスの巨大さが印象づけられた。