本日3月9日は語呂合わせで「ザクの日」と呼ばれ、毎年のように関連するガンダム商品やゲームなどでいろんなイベントが実施されてきた。ザクは初代『機動戦士ガンダム』から登場するジオン公国軍を代表する量産型モビルスーツ。主人公の陣営からすると敵側の機体にもかかわらず、今でも多くのファンに愛されている。
そこで今回は「ザクの日」を記念して、ガンダムシリーズの映像作品に登場した「ちょっぴりヘンテコなザク」に関するエピソードをピックアップ。
ヘンテコなザクでおなじみなのは、アニメ『機動戦士ガンダム』第15話に登場したククルス・ドアンが乗っていた、ちょっぴり作画の怪しいザクIIだろう。この、いわゆる「ドアンザク」と呼ばれるザクは有名すぎるので、今回はそれ以外のザクにまつわるヘンテコエピソードについて紹介していこう。
■カラフルで可愛い!? カラーバリエーション
“ザク”と言えばオーソドックスなモスグリーンだけでなく、シャア専用の赤やシン・マツナガ専用の白など、MSVまで含めると多種多様なカラーバリエーションが存在する。
中でも異彩を放っていたのが、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したホビーハイザックだ。ロンデニオンでアムロとシャアが取っ組み合いのケンカをしていたところに、ギュネイ・ガスの乗るホビーハイザックが颯爽と登場。シャアとクェス・パラヤを連れて離脱した機体である。
ホビーハイザックは、民間に払い下げられた機体をガンダムばりのド派手なトリコロールカラーに塗装したもの。この機体がとにかくカラフルで、元が軍用機とは思えないほど可愛らしかった。
劇中では、この機体を見たロンデニオンの連邦軍人が「いい趣味してるじゃないか、いくらなら売る?」と声をかけるほどインパクトのあるカラーで、民間人を装うギュネイは「冗談言わないでくれよ。ちょっと売れないね」と返している。
よく見ると通常のハイザックとは異なる形状の部分も多いが、ガンプラでホビーハイザック仕様のカラーリングに挑戦してみた人も多いのでは?