■中国大陸を舞台にした壮大なロマン!
第2位(22.5%)にランクインしたのは『三國志シリーズ』。1作目は1985年に発売され、現在、最新作となる『14』(2020年発売)までが発売されている人気シリーズだ。
タイトルからも分かる通り、主に後漢末期から三国時代の中国を舞台にした歴史シミュレーションゲーム。プレイヤーは君主の1人となり、中国統一を目指すという内容だ。初代から武将の概念が存在しており、能力値の高い名将をいかに配下に加えるかが攻略のカギを握っていた。
光栄の『三國志』は、吉川英治氏の小説や横山光輝氏の漫画などと並ぶ、中国の歴史に興味を抱かせてくれた良コンテンツと言っても過言ではない。ちなみにアニメ等の作曲家として知られる菅野よう子氏の作曲家デビューは『三國志』のBGMである。
そんな『三國志シリーズ』を選んだ、思い入れの強い人からは「戦略シミュレーションで一番最初に遊んだゲーム。人材登用しまくって武将を集めるのが楽しかった」(45歳・男性)、「三国志演義が好きだったので、少しでもその世界を体験できるところがよかった」(47歳・男性)、「戦略的に無限の遊び方ができるところが好き」(38歳・男性)といった意見が上がっていた。
■歴史シミュレーションの金字塔!
そして第1位(29%)となる支持を集めたのは、やはり『信長の野望シリーズ』。初代は1983年にパソコンゲームとして発売され、日本のゲーム史に“歴史シミュレーション”というジャンルを確立させた大ヒット作だ。
プレイヤーは戦国時代の大名となり、全国統一を目指すという内容。最初の頃は武将という概念はなかったが、シリーズ3作目の『信長の野望・戦国群雄伝』(1988年発売)から武将を配下に加える要素が追加。このあたりで、以降の信長の野望シリーズのベースがほぼ出来上がっていた。
そんな光栄の象徴とも言える『信長の野望』シリーズは、2022年に発売が予定されている『信長の野望・新生』で第16作目となる。『三國志』シリーズ(14作品)を上回る作品数を誇り、今も多くのファンから愛されている。
その『信長の野望』を挙げたファンからは「もともと日本史が好きで、すごくハマった」(30歳・男性)、「弱小大名で天下統一するのが面白かった」(39歳・男性)、「学生の頃、寝る間も惜しんでプレイしていたのを思い出す」(30歳・男性)、「戦国時代を肌で感じることができる点が好き」(49歳・男性)などの声が寄せられている。
上位にランクインした作品は、いずれも複数のシリーズタイトルを有する人気歴史ゲームとなった。のちに発売された『三國無双』や『戦国無双』、『ジーワンジョッキー』といった同じモチーフを持つ別ジャンル作品の誕生にも少なからず影響したのではないだろうか。
また今回のランキングの4位以降に入った作品も、往年のゲームファンにとって懐かしさがこみ上げてくるタイトルばかり。あなたの好きな光栄の歴史ゲームは、いったい何位にランクインしていただろうか。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/