シブサワ・コウの創り出した「光栄時代の一番好きな歴史ゲーム」ランキング! 大本命『信長の野望』シリーズに迫った傑作の数々とは?の画像
画像はコーエーテクモゲームスの「シブサワ・コウ40周年記念サイト」より
全ての写真を見る

「シブサワ・コウ」の名は、往年のゲームファンなら一度は耳にしたことがあるはず。光栄(現コーエーテクモゲームス)を代表する数々の歴史ゲームにクレジットされているプロデューサー名であり、ひとつのブランドを確立。その正体は光栄の創業者・襟川陽一氏である。

 いまやシブサワ・コウの名はゲームの垣根を飛び越え、NHK大河ドラマの3D地図監修まで担当。2022年現在放送中の『鎌倉殿の13人』にも関わっている。そしてゲームの「シブサワ・コウ」ブランドは2021年に40周年の節目の年を迎え、22年5月には『太閤立志伝V DX』が発売される予定だ。

 プレイヤーの中には光栄のゲームをきっかけに歴史に興味を持ったという人も多いのではないだろうか。そこで今回は“光栄時代”の歴史ゲームの中で「もっとも好きなシリーズ」についてリサーチ。30~40代の男性ファン200名を対象にアンケート調査を行った。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■競走馬の歴史を積み上げる傑作

 第3位(14%)に選ばれたのは『ウイニングポスト(Winning Post)シリーズ』。競走馬のオーナーになるというコンセプトのゲームで、『ダービースタリオン』(アスキー)と並ぶ競馬シミュレーションゲームの草分け的な存在だ。

「歴史ゲームの括りなのに、なぜ競馬ゲーム?」と思われるかもしれないが、『ウイニングポスト』シリーズは競走馬の血統などを継承しながらゲーム内時間が進行。言ってしまえば新しい日本競馬の歴史を作っていくゲームとなっている。

 また『ウイニングポスト7』以降のシリーズでは、過去の日本競馬の歴史をやり直す“if”の時間軸を採用。かつて実在した名馬たちを入手したり、自分の愛馬を戦わせることも可能になっている。このあたりになってくると、れっきとした競馬を題材とした歴史シミュレーションと言って差し支えないだろう。

 そして『ウイニングポスト』シリーズと言えば、作品を象徴する架空の“スーパーホース”の存在が欠かせない。トウカイテイオーの子「サードステージ」を筆頭に、「ユーエスエスケープ」「ダークレジェンド」など、『ウイニングポスト』のプレイヤーにとって印象深い名馬たちが数多く登場するのも特徴だ。

 そんな『ウイニングポスト』シリーズが一番好きという人からは「暇さえあればずっと遊べる。個人的にはダビスタ以上で、ナンバーワンの競馬ゲーム」(37歳・男性)、「血統のロマンを感じられる良いゲーム」(40歳・男性)、「ゲーム内のライバル馬も、現実さながらの内容だった」(37歳・男性)などのコメントが寄せられていた。

  1. 1
  2. 2