『ドラゴンボール』地球人じゃなかった!? 太陽拳に“魔封波”まで使いこなした技のデパート「天津飯」の正体の画像
『ドラゴンボール』地球人じゃなかった!? 太陽拳に“魔封波”まで使いこなした技のデパート「天津飯」の正体の画像

​​ 1995年に『週刊少年ジャンプ』での連載を終了した後も、衰えない人気を集める鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』。鳥山氏原案による漫画『ドラゴンボール超』も連載中で、今年4月22日からは最新アニメ映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開予定だ。

 同作の魅力はなんといっても、次々と立ちはだかる強敵に主人公・孫悟空が苦戦しながらも勝利する爽快なバトル展開。しかし、長期シリーズのバトル漫画の宿命で、戦闘力はインフレの一途をたどり後半には戦力外になってしまった初期キャラクターも少なくない。そんな中、劇的な活躍は見せないものの、最終盤まで戦い抜いたのが、かつて悟空に勝利したこともある実力者・天津飯だ。

 分身したり背中から腕を生やしたりと、他のメンバーとは一風変わった戦い方をしてきた天津飯。今回は、そんな天津飯の魅力と秘密について振り返りたい。

■亀仙流のライバルとして登場!最初は悪役だった

 天津飯は、師である鶴仙人に連れられ兄弟弟子の餃子(チャオズ)とともに第22回天下一武道会に参加。悟空の敵として登場した。初期は亀仙流に対立する流派の使い手として性格もかなり悪く描かれており、亀仙流の面々をことごとく馬鹿にしていた。

 その非道ぶりはもちろん口だけではなく、1回戦でぶつかったヤムチャ戦では決着がついたにもかかわらず、気を失っているヤムチャの脚に上空から膝蹴りを見舞う。ぐにゃりとへし折れた脚と白目をむいた痛々しい様子は、なかなかショッキングなものだった。

 ちなみに、このときの天津飯は武道家ではなく殺し屋を目指している。そのまま夢を叶えていれば、桃白白をも超える残忍で恐ろしい殺し屋になっていたかもしれない。

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