■もはや芸術の域! たぐいまれなるデザインセンスに脱帽

 続く第2位(12.7%)は、1986年に連載が開始された荒木飛呂彦氏による『ジョジョの奇妙な冒険』。第1部から第8部にあたる「ジョジョリオン」まで続くシリーズ作品で、現在は第6部となる「ストーンオーシャン」がテレビアニメ放送中だ。

 連載開始時は劇画調の絵柄だったが、物語が進むにつれて芸術的に変化していき、独特のタッチと世界観を獲得。特に、東方仗助(ひがしかたじょうすけ)が主人公を務める第4部あたりから、大きく変化しているという声が多い。

 奇抜なデザインや構図が多く、絵柄という観点で『週刊少年ジャンプ』連載陣の中でも異彩を放っており、アンケートでは「4部あたりの絵柄が一番好き。最近のは芸術的すぎて圧倒される」(41歳・男性)や「絵もそうですが、スタンド能力もどんどん複雑になっていった」(38歳・男性)、「カラーや一枚絵のイラストを見ると本当にすごいと思う。荒木先生がどんどん進化しているんですよね」(32歳・女性)、「初期は時代もあってか男臭い印象。今のジョジョを見るとギャップを感じます」(37歳・女性)という声が寄せられた。

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