■ウィンキー(登場作品「1」)
『スーパードンキーコング』に登場した、カエルのアニマルフレンド。コングたちよりも高い跳躍力を持ち、高所への移動や、コングでは取れないアイテムを入手する際に重宝する。また、ジンガーというハチの敵を踏みつけることもできる。
とはいえ、滑空と疾走が魅力であるダチョウのエクスプレッソ、水中を動きつつ攻撃もできるカジキのエンガードなどと比べると、正直なところ地味な印象は拭えない。
しかし『スーパードンキーコング2』のエンディングで、値札つきのガラス箱に入ったウィンキーの姿が確認できる。剥製にされてしまったのか、ただの模型なのかは分からないが、いずれにせよ売り物にされてしまった彼の姿があまりにふびんで、忘れられないアニマルフレンドとなってしまった。
■スクイッター(登場作品「2」「3」)
『スーパードンキーコング2』と『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』に登場した、クモのアニマルフレンド。糸を吐き出して空中で足場を形成したり、遠くの敵を攻撃したりできる。
とくに足場を作れる点は強力で、糸の射出と足場の展開のタイミングは、すべてプレイヤーが自由に操作可能。ステージによっては敵の頭上に足場を作り、そのまま通過することもできる。ただし、足場にした糸は一定時間で消えるので、その前に移動しなくてはならない。糸をどのタイミングでどう使うのかが重要で、良くも悪くもプレイヤーの力量が問われるアニマルフレンドだ。
スクイッターが登場するステージは、たいてい糸を足場にして進むのが前提で、基本的に難易度は高い。『2』の“きりのもり”は足場のないエリアが多く、スクイッターの糸が頼り。『3』の“ねらわれたスクイッター”では狙撃手から逃げつつ、ゆだった謎の液体の上を通過しなければならない場所もある。
とはいえ、遠距離から一方的に攻撃できたり、空中での足場の展開は、ほかのアニマルフレンドにはないオンリーワンな能力。数いるアニマルフレンドの中でも、個人的にはトップクラスに使いやすいアニマルフレンドだと思う。