■最新鋭の兵器が通用しない!?

『史上最強の弟子ケンイチ』(小学館/松江名俊)の中で“無敵超人”の異名をとる最強の達人が、梁山泊の長老「風林寺隼人」。なんと戦国時代から戦い続けているという年齢不詳の老人で、タイトルにもなっている史上最強の弟子が白浜兼一なら、史上最強の師は間違いなく風林寺隼人でしょう。

 作中最強の呼び声が高く、超人108秘技の使い手でもある長老。本来の実力を0.0002%(50万分の1)に抑えても、組手をした相手が油断すると死んでしまうほどの圧倒的な戦闘能力を披露します。

 人外の力を持った武闘家に対抗する手段として現代兵器が持ち出されることがありますが、『史上最強の弟子ケンイチ』のクライマックスにはなんと最新鋭のミサイルが登場しました。

 そのミサイルが日本に向けて発射されると、長老は飛び立ったミサイルの高度まで跳躍。そのまますさまじい連撃をボディに叩きこみ、素手でミサイルを破壊します。

 至近距離でミサイルの大爆発に巻きこまれた長老を見て、梁山泊メンバーの誰もが死んだと思いましたが、長老はマントを器用に使ってムササビのように上空から舞い降りて生還。長老の強靭なボディは、当たり前のように無傷でした。

  1. 1
  2. 2
  3. 3