■映画も歴史的大ヒットを記録した「無限列車」での戦い
そして２９.０％の得票率を集めて第１位に選ばれたのは、煉獄杏寿郎ＶＳ上弦の参・猗窩座の戦いだった。
煉獄と猗窩座の勝負はコミックス８巻で展開された戦いで、全世界で約５１７億円という歴史的興行収入を記録した映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』で描かれたことでも話題となった。煉獄はこの戦いで命を落としてしまうが、無限列車の乗客２００人全員の命を見事に守りきった。また死の間際に伝えた炭治郎への激励は、これ以降の炭治郎の心の支えとなる強い影響を与えた。
選んだ人からは「煉獄さんの命を懸けた戦いがあまりにもストイックで気高く、猗窩座の戦い方もストレートで、真の勝負の美しさと気迫に圧倒された」（５８歳・女性）、「背負う信念は違うが、強さを求めた男らしい勝負だと感じました」（４４歳・女性）、「映画の影響が大いにありますが（笑）、たった１人で上弦の鬼に立ち向かい、最後まで自分の信念を貫き通した煉獄さんの勇姿は何度観ても感涙もの」（４５歳・男性）、「最後の最後まで刀を握り続け猗窩座と対峙した煉獄さんがただただかっこいい。 その後の炭治郎たちに向けた言葉も鬼滅の刃で一番の名言だと思うから」（２４歳・女性）、「煉獄さんのブレない精神や生きざまが素晴らしい。涙なしでは見られない名勝負でした。煉獄さん大好き！」（３６歳・男性）というコメントが寄せられた。煉獄は炭治郎だけでなく、この勝負を見守った我々の心にも炎を灯してくれたようだ。
このほかにも「竈門炭治郎ＶＳ錆兎」の修行シーン、「竈門禰豆子ＶＳ上弦の陸・堕姫」の女同士の戦い、胡蝶しのぶ初登場時の「冨岡義勇ＶＳ胡蝶しのぶ」なども少数ながら票を集めていた。号泣必至の泣ける勝負から手に汗握る戦い、クスッと笑える勝負まで『鬼滅の刃』には見逃せないバトルシーンが盛りだくさん。つい感情移入して読んでしまうのも『鬼滅』の魅力のひとつだろう。
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