■猗窩座の悲しき最後

 続く第2位になったのは、竈門炭治郎&冨岡義勇VS上弦の参・猗窩座の戦い(21.3%)。

「無限列車編」で煉獄杏寿郎を倒した相手である猗窩座との因縁の戦いは、コミックス17巻から18巻で描かれた。

 選んだ人からは「無限列車編の仇討ちという位置づけなのが既にアツい。炭治郎だったからこそ猗窩座を倒せたのだと思うと感慨深い」(18歳・女性)、「1話では命乞いをすることしか出来なかった炭治郎が義勇さんに『おまえのその実力は柱に匹敵する』と思われるくらい強くなってすごいなと思ったから。猗窩座にも無限列車のときより断然強くなっていると言われていて炭治郎の成長を感じました。 兄弟弟子の共闘という点も良いです!」(17歳・女性)、「炭治郎が覚醒。猗窩座の攻撃の強さを分析して闘気を消すほどの精神力の高さを生み出した戦い方がすごい」(45歳・女性)、「猗窩座の過去がとても印象的で作中で一番感動した」(18歳・男性)、「猗窩座が大切な人のことを思い出し死んでいく姿に心打たれました」(40歳・女性)と熱いコメントが寄せられた。

 ファンにとって印象的だったのはやはり、その戦いの幕引きが、炭治郎と義勇の攻撃でカタをつけたのではなく、猗窩座が自らの体に拳を打ち込み消滅したかたちになったことだろう。敵である猗窩座の悲しい過去に涙した人も多かったようだ。

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