■2度の監督降板も、アメリカ版に期待がかかる『君の名は。』

 続いて第2位(16.3%)に上がったのは新海誠監督の大ヒットアニメ映画『君の名は。』のハリウッド実写化企画。

 2017年に米パラマウント・ピクチャーズとJ・J・エイブラムスの制作会社バッド・ロボットが実写映画化権を獲得し、映画『メッセージ』のエリック・セラー氏が脚本を手がけることが発表されていたこの企画。2019年に映画『アメイジング・スパイダーマン』のマーク・ウェブ氏が監督に就任したことが発表されたが、降板。そして2020年9月に『ミナリ』で知られるリー・アイザック・チョン氏がメガホンをとることが決まっていたが、昨年7月、スケジュールの都合でチョン氏も降板したことが米Deadlineなどにより報じられた。

 現在明らかにされているストーリーは田舎に住むネイティブアメリカンの少女と、シカゴに住む少年が、お互いの身体が入れ替わる体験をするといったもの。チョン氏が当初の脚本をリライトすると伝えられていたが、今後の動向に注目したい。

 今回のアンケートでは「無事に完成まで進んでほしいです」(32歳・男性)、「日本の設定をどう海外で実写化するのか気になる」(39歳・女性)、「リアリティがある大作SFになりそう」(36歳・女性)という声がある一方、「原作が好きだから雰囲気を壊してほしくない。丁寧に作ってほしい」(41歳・女性)という不安の声も上がった。

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