日本のアニメ・漫画・ゲームを原作とした海外での実写化企画が続々と発表されている。撮影完了が発表された新田真剣佑主演での漫画『聖闘士星矢』のハリウッド版『Knights of the Zodiac』や、全編英語作品になるという映画『僕のヒーローアカデミア』など、原作のファンにとってはどのように撮られるのか出来上がりが気になるものばかり。
だが楽しみな反面、人気作の実写化企画はハードルが高く賛否の評価を集めがちなジャンルでもある。昨年Netflixで配信となったアニメ『カウボーイビバップ』の実写ドラマ(全10話)は期待通りという結果にはならず、残念ながら1シーズンのみで打ち切りとなることが報じられた。
そこで今回は、10代から40代の男女300人に「海外での実写化が楽しみな作品」についてアンケート調査を実施。監督やキャストなど詳細が具体的に決まっている企画から、数年情報が止まっている企画まで、発表されている複数の“海外実写化企画”の中から「もっとも見てみたい」作品を1つ選んでもらった。「実写化は見たくない」という意見も寄せられたが、特に票が集まった上位作品をランキング形式で発表したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■Netflix配信予定『ガンダム』の長編実写化企画
まず全体の11.0%の票を集めて第3位にランクインしたのは、ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』の実写映画化企画だ。サンライズと米レジェンダリー・ピクチャーズの共同製作による企画で、昨年11月にNetflixが炎に包まれたガンダムを描いた印象的なコンセプトアートを発表した。
メガホンを取るのは『キングコング:髑髏島の巨人』で知られるジョーダン・ヴォート=ロバーツ氏。大のガンダム好きだというヴォート=ロバーツ氏は、昨年6月にYouTube動画を通して世界中のガンダムファンに向けてメッセージを公開しており、幼少期に作成した自前のガンプラを片手に、同作の監督に就任した喜びを伝えている。
今回の実写映画は、ガンダムシリーズに触れたことのない人でも気軽に世界観に入り込める作品となるそうで、現時点ではコンセプトアート以外の詳細は不明。そんなガンダム実写化を待ち望む人からは「実写でリアルに動く姿をみたい」(37歳・男性)、「バトルシーンが楽しみ」(38歳・男性)という期待の声の一方、「チープなモビルスーツはやめてほしい。骨太な作品に期待」(49歳・男性)という要望も上がった。