■テンポ良く現代に甦った『ジャンプ』アニメの名作たち
第2位には、12.0%の得票率で『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』がランクイン。
1991年に1回目のアニメ放送があった同作は、2020年に満を持して再アニメ化。1回目のアニメでは1年の放送期間の中で原作の内容を変更し、物語途中で最終回を迎えたが、原作者の三条陸氏は2020年の『ジャンプフェスタ2021 ONLINE』で「アニメ化は最後までやるつもり」と言及。ファンの希望通り、最終回までじっくりと感動的ストーリーを描いてくれそうだ。
選んだ人からは「あのときのワクワクがよみがえるから」(37歳・男性)、「なんだかつい見てしまう魅力がある」(31歳・女性)、「前半は駆け足だったけど、丁寧に作られている感じがする」(45歳・男性)、「後半になって感動回だらけ。あらためてすごい作品だと思います」(41歳・男性)と好評だった。
そして、第1位に選ばれたのは『ドラゴンボール改』だった(20.5%)。
『ドラゴンボール』がはじめにアニメ化されたのが1986年のこと。そこからサイヤ人編から原作の最終話までを描いた『Z』、最終話から5年後の世界を舞台にしたオリジナル作品の『GT』とシリーズが続いた。『改』は2009年からと2014年からの2度にわたって放送された、『Z』のストーリーを原作漫画の構成に近づけて再構成しているデジタルリマスター再編集版。全編リメイクとは違うが、新規カットを盛り込み、OP、EDを新規で作成し、新たに声が吹き込まれ最新作として甦った。
ファンからも人気の高かった『Z』をデジタルリマスターで描いた『改』について、選んだ人からは「テンポがよくてジャンプを読んでるような感覚でアニメが見られた」(37歳・女性)、「今また再放送中で、毎週めちゃくちゃ楽しんでます!」(40歳・男性)、「昔のアニメは妙なオリジナルエピソードや引き伸ばしがあったので……すっきり再編集してくれて見やすくなりました」(41歳・男性)、「懐かしさと新しさを感じるから」(38歳・女性)、「原作漫画でも一番盛り上がるところだから」(49歳・男性)というコメントが寄せられた。
『うる星やつら』も上位作品のような高い評価を得るだろうか? また、声優や放送期間なども気になるところ。続報を楽しみに待とう。