『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』元勇者であり名師匠、アバン先生に学ぶ「真似したい育成術」4選 ヒュンケルを信じ、ダイとポップを競争、アバンの書作成など、現代社会にも通じる手腕とは?の画像
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』元勇者であり名師匠、アバン先生に学ぶ「真似したい育成術」4選 ヒュンケルを信じ、ダイとポップを競争、アバンの書作成など、現代社会にも通じる手腕とは?の画像

 かつて『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していた『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(原作・三条陸氏、漫画・稲田浩司氏、監修・堀井雄二氏)は、超人気RPGの世界観や設定をベースに描かれた人気コミック。現在アニメも絶賛放送中で、物語は大魔王バーンとの決戦に突入しようとしている。

 神の力すら上回るとされるバーンに挑むのは、主人公・ダイを中心とした“アバンの使徒”と呼ばれる存在だ。この“アバン”こと、アバン=デ=ジニュアール3世は、過去に世界を救った勇者であり、新たな危機に立ち向かう次代の勇者たちを育て上げた名指導者でもある。そこで今回は、最強の師が見せた弟子育成術を紹介していこう。

※以下の内容には現在放送中のアニメより先の内容が含まれているので、気になる方はご注意ください。

■自主的に努力させるための方法とは?

 アバンがダイと出会ったとき、先にアバンの弟子だったのが魔法使いのポップだ。その頃のポップはちょっと怖い思いをするとすぐに逃げ出す臆病者で、修行もサボりぎみ。

 そんな不まじめなポップのことも気にかけるアバンは、真剣に特訓に取り組むダイの成長をさりげなくポップの耳に入れ、弟弟子の存在を意識させることに成功。ダイの急成長に焦りを覚えたポップは自発的に魔法の練習をするようになる。

 やる気がない人に無理やり課題をやらせるより、自発的に行動させるよう意識改革したほうが成果が上がるのは現代においても同じ。とても自然なカタチで弟子に向上心を芽生えさせたのは、アバンの師としての手腕といえるだろう。

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