■幅広い層から人気を集めた『東リベ』

 最後は、4月から9月にアニメが放送され、2021年に実写映画化や2.5次元舞台化もされた『東京リベンジャーズ』。

 さえないフリーターの主人公がかつての恋人が殺害される運命を変えるべく中学時代へのタイムリープを繰り返し、暴走族チームで成り上がる姿を描いた作品だ。

 もっともバズったのはアニメ5話で、総長である佐野万次郎(マイキー)が「パーの親友(ダチ)やられてんのに、ひよってるやついる!? いねえよなぁ!?」と隊員たちにハッパをかける決起集会のシーン。このシーンはTikTokでマネをする人が続出し、「JC・JK流行語大賞2021上半期」のコトバ部門でも第3位にランクインするなど2021年を代表するアニメの名ゼリフに。原作は『週刊少年マガジン』で連載中のヤンキー漫画だが、幅広い層に愛されるアニメとなった。

 アニメでは主人公の武道が絶対絶命のピンチに陥るという、なんとも続きが気になる展開で1期が終了。12月18日には続編となる「聖夜決戦編」の制作が発表され、早くもファンの期待を集めている。

 今回紹介したのはいずれも、2021年にかなりバズったアニメのシーン。なお、2022年には『TIGER&BUNNY2』『進撃の巨人 The Final Season Part2』『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』など注目作が放送予定だ。2022年のアニメも豊作を期待したい!

  1. 1
  2. 2
  3. 3