TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』第1話、元炎柱はダメな呑んだくれ? 煉獄槇寿郎を変えた“本当の理由”を推察の画像
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 吾峠呼世晴氏の人気漫画を原作とするアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』(フジテレビ系)の第1話が12月5日に放送。平均世帯視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好発進したことが分かった。

 今回の「遊郭編」は、テレビアニメや大ヒット映画にもなった「無限列車編」から続くシリーズで、主人公の竈門炭治郎たちが音柱・宇髄天元らとともに遊郭にて潜入調査を行うという内容。第1話放送の興奮さめやらぬ6日には、「鬼滅テレビ 遊郭編放送開始記念スペシャル」がYouTubeにて配信され、宇髄天元の3人の嫁のキャスティングや最新アニメ映像なども公開された。

 そして「遊郭編」の第1話では無限列車編で壮絶な死を遂げた、炎柱・煉獄杏寿郎の生家を訪ねる場面があった。

 

※下記記事では『鬼滅の刃』のネタバレがあります。関連するコミックやテレビアニメ「遊郭編」、ドラマCDなどの一部情報が含まれるのでご注意ください。

 

■元・炎柱による「辛らつな言葉」

 無限列車編で亡くなった煉獄杏寿郎に託された“最期の言葉”を伝えるため、煉獄家を訪れた炭治郎。しかし、煉獄杏寿郎の父である槇寿郎は酒に酔った様子で「たいした才能もないのに剣士などなるからだ」「だから死ぬんだ、くだらない。愚かな息子だ、杏寿郎は」などと、激闘の末に死んだ我が子を侮辱するような言葉を吐く。

 このシーンを見て、呑んだくれの“ダメ親父”という印象をいだいた方もいることだろう。

 さらに炭治郎の耳飾りを見た槇寿郎は、血相を変えて「おまえ“日の呼吸”の使い手だな」と追求。日の呼吸は「始まりの呼吸」「最強の御技」「全ての呼吸が“日の呼吸”の後追いに過ぎない」と、“日の呼吸”以外の呼吸は価値がないとばかりに言い放つ。

 こうした言動から、元炎柱だった煉獄槇寿郎は過去の書物を見て、最強といわれる“日の呼吸”の存在を知ったために強い嫉妬心や劣等感をいだいた、と受け取れる。

 それに加えて最愛の妻・瑠火を亡くしたことも、自暴自棄になった大きな要因といえそうだ。

 スピンオフコミック『鬼滅の刃【外伝】』(平野稜二 原作:吾峠呼世晴)「煉獄杏寿郎外伝」の中で、当時「炎柱」だった槇寿郎のエピソードが登場。柱合会議を無視した父に代わって出席した杏寿郎は、お館様から父の様子を聞かれ「母、瑠火を亡くしてから槇寿郎は気力を保てなくなった気がします」と答えている。

 また、映画『鬼滅の刃 無限列車編』の豪華パンフレット版の特典であるドラマCD「煉獄杏寿郎の使命」の中には、杏寿郎が弟の千寿郎に“酒浸りの父”のことを語る場面があった。「千寿郎、父上を恨んではならないぞ。母上が亡くなったことがツラくてたまらないのだ」「それだけ母の存在が大きかったのだろう」と弟に語っていた。

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