■下野紘の善子の声に期待
次は、作中もっともネタ扱いされたであろう、炭治郎、善逸、伊之助の女装シーン。遊郭潜入のために女装をさせられた三人だが、このときの真っ白に塗りたくられた顔に派手な口紅、麻呂眉にまんまるの頬紅は、まるで子どものままごとレベルのひどさだった。
しかも、炭治郎、伊之助の順で就職が決まり、善逸のみ最後まで買い手がつかずに売れ残ってしまう。善逸は「不細工」と罵られた怒りを三味線に込め、一回聞いたら三味線でも琴でも弾けるという特技を見せ、遊郭の女将に「あの子はのし上がる」と一目置かれるコマもあった。
「遊郭編」では女装はこの場限りのものではなく、しばらくそのままの姿で潜入捜査を続ける。今回のアニメでもっとも期待が膨らむのは、女装時の声優陣の演技だろう。特に善逸役を務める声優・下野紘は、善逸の「汚い高音」の再現力で役を射止めたという。果たして“善子”の演技はどうなるのか?