■イバラを突き抜けるショートカット技「グリーンモンスター」
『スーパードンキーコング2』のワールド3に登場する「とげとげタルめいろ」のステージで使えるショートカット技が「グリーンモンスター」。コースの後半、“チームアップダブルジャンプ”というテクニックを使って天井のイバラまで大ジャンプを行い、そこから再度“チームアップ”を使用して上の通路まで突き抜けるというもの。
チームアップというのは本作のテクニックの1つで、コングが2人いる場合のみ使用可能。操作中のキャラクターがもう一方を肩車して任意の方向に投げ飛ばし、通常は届かない高所への移動や、攻撃手段としても活用できる。
そしてこのチームアップで敵を倒した後にジャンプすると、もう一度ジャンプの判定が発生する。二度のジャンプで通常よりも高く跳ぶことができることから「チームアップダブルジャンプ」とも呼ばれる。このチームアップダブルジャンプとチームアップのコンボが、「グリーンモンスター」と呼ばれるショートカット技の要となる。
結論から言うと、この技は「飛鳥文化アタック」ほどの難度ではなかったが、それなりに練習した末にようやく成功。コツとしてはチームアップで敵を倒し、再度ジャンプする直前に一瞬だけYボタンを押して左へ加速することだった。
■ゴールを召喚し強制的にクリアする荒技「ゴール口寄せ」
『スーパードンキーコング2』のワールド6「クラッシュエレベーター」のステージで使用できる技が「ゴール口寄せ」。通常、最後にあるはずの“ゴールターゲット”を目の前に召喚し、ステージを即座にクリアするという荒技だ。
まずディディーとディクシーがいる状態でスタート。最初に置かれているDKバレルを守りながら、所定の位置まで持っていく。位置についたらDKバレルを置き、即座にYボタンを押して“無”を手に入れる。
この“無”というのは、アイテムを持っていないのに見えない何かを持っている“態勢”を指す、いわゆるバグ技だ。手にした“無”は投げることができ、ぶつけると敵を高速移動させたり、アイテムなどを引き寄せたりと、いろいろ不思議な効果が発動する。その原理はまったく不明だが、まあ便利なものと考えておこう。
その“無”を持った状態で落ちてくる敵にわざと接触してやられると、画面右に突然ゴールが出現するというとんでもない裏技が「ゴール口寄せ」である。手順自体はやや複雑だが「飛鳥文化アタック」や「グリーンモンスター」に比べると難易度はかなり低めで、10分ほどの練習で成功した。
こうした超絶テクニックの応酬が楽しめる「RTA in Japan Winter 2021」は12月26日から31日にかけて開催される。タイムアタックならではの技術に興味を持った方は、RTA in Japan公式の配信先をチェックしてみるといいだろう。