『鬼滅の刃』恋愛フラグは一体どこから? 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃ほか“ネタバレあり”意外な恋愛関係3選の画像
『鬼滅の刃』恋愛フラグは一体どこから? 伊黒小芭内と甘露寺蜜璃ほか“ネタバレあり”意外な恋愛関係3選の画像

 吾峠呼世晴氏による人気漫画『鬼滅の刃』では、炭治郎ら鬼殺隊の面々と敵である鬼たちとの生死ギリギリの過酷な戦いがメインストーリーとして描かれている。その一方、辛い戦いを忘れるような胸ときめく登場人物同士の恋愛関係も描かれており、読者にほんのひととき安心を与えてくれる。

 その代表格といえるのが、蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃の柱の2人が懇意であることだろう。コミックス最終巻となる23巻で、晴れて相手への恋心を伝えあった2人。その結末は悲しいものとなってしまったが、最後の瞬間の幸せそうな2人の表情が涙を誘う。

 最終巻にいたる前にも、伊黒が甘露寺にニーソックスをプレゼントしていたことが明かされたり、一緒にご飯を食べに行く様子が描かれたり(もっぱら食べるのは甘露寺のみで、伊黒は見守るだけであった)と、かなり前から作中で恋愛のフラグは描かれてきた。

 今回はそのほかにも『鬼滅の刃』に登場する、読者を驚かせた恋愛関係を3つ紹介したい。

 まずは最終回で2人の子孫の姿が描かれ、読者を驚かせた我妻善逸と、炭治郎の妹・禰豆子。

 善逸はヘタレで泣き虫な性格だが、もともとかなりの女好き。初登場シーンでは初対面の女性に結婚を迫っていたり、そもそも鬼狩りとなった理由からして「女性に騙されて作った借金を育手(そだて)に肩代わりしてもらった」という恩義があるためだったりと、他の鬼狩りとは少し異なるストーリーを持った個性的なキャラクターだ。

 禰豆子と初めて会ったときには、彼女が鬼であることを知りながらもそのかわいらしさに一目惚れし、兄である炭治郎に露骨に腰を低くするなど、ゲスな一面も。そんな彼だけに、禰豆子への思いも他の女の子への気持ちと変わらないのだろうと感じていた読者も少なくなかっただろうが、よくよくコミックスを読み返してみれば、善逸がいつも必死で禰豆子を守ろうとしていたことが随所から読み取れる。

 一方の禰豆子は、善逸のことを「珍妙なタンポポ」と思っていたことが公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』で明かされていた。一見すると恋愛対象として見られていないようだが、コミックス22巻196話での禰豆子の回想シーンには、花束を抱えてはにかむ善逸の姿が現れており、これまでにふたりの間にほほ笑ましいやりとりが何度もあったことが推察される。

 また公式ファンブックでは、無限城の戦い後の日常の姿を描く書き下ろし漫画が収録されており、そこでは禰豆子に恋する善逸に対して炭治郎が辛辣なアドバイスをするという場面も。ここで善逸は禰豆子に大声でプロポーズをしており、ここから2人の関係は一気に加速したのだろう。

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