■意外と泣けるシーンが多いドラゴンボール

 第2位は12.7%を集めた『ドラゴンボール』だった。

 1984年から1995年にかけて連載された鳥山明氏による『ドラゴンボール』。個性豊かで魅力的なキャラクターたちが多く登場し、当時の『ジャンプ』人気を牽引した。前半はギャグコメディ要素の目立つ作品であったが、ピッコロ大魔王の手下・タンバリンの手によってクリリンが殺されるシーン以降、バトル要素の強いシリアスな展開に。今なお国内外から強い支持を集める名シーンと名バトルの多い日本を代表する漫画だ。

 選んだ人からは「マンガを通して自分を強く持つこと、仲間を大切にすることを学んだ。人生のバイブルです」(41歳・男性)、「ナメック星で悟飯とクリリンが圧倒的な戦力差があるフリーザを相手にドラゴンボールを集めるシーンは毎号毎号ハラハラドキドキで次の回が待ちきれないぐらい面白かった!」(44歳・男性)、「ピッコロのキャラがそれまでのマンガにない感じで、新鮮だった」(47歳・男性)という声が寄せられた。

 バトルのイメージが強い同作だが、泣ける要素が意外に豊富。アンケートでは「占いババ編でじっちゃんと悟空が再会するシーンにもらい泣きした。涙目の悟空が本当にかわいい」(41歳・男性)、「ピッコロが悟飯をかばうシーン、2人の親子を超えた関係性に泣けました」(46歳・男性)、「悟天があの世に帰る悟空に抱っこをねだるところ。大人になって読み返すと、こういうなにげないコマに泣かされます」(43歳・男性)といったコメントが集まった。

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