■操作性のクセはやや強め!?

 ゲーム内容は比較的オーソドックスな横スクロールシューティングで、自機はライフ制。全5ステージあって、4つのステージをクリアすると最終ステージに進めるというタイプ。4ステージのどこからでも始めることができます。

 ショットでビルや山などの障害物を破壊すると、ときどき助けを求める人間が出現。これを救う(触れる)ことで、天狗の面の自機がパワーアップしていきます。ちなみに天狗の面の攻撃手段は、前方に飛ばすショットが「目玉」、下方向にはボム的な感じに「つば」か「たん」を吐くという内容からも、本作の“異色さ”が伝わるはずです。

自機のショットのビジュアルや、敵の姿もかなり強烈!

 ただ、自機である天狗の面を操作する際に、謎の慣性が働く独特の挙動が特徴的。敵や弾を避けたつもりでも、この慣性を考慮しないと接触する事故が頻繁に起こり、自機を操るには慣れが必要です。加えてショットが微妙にバラつくため、狙った場所に当てづらい点もゲームの難しさに拍車をかけます。

■大天狗様は雷がお嫌い?

 ステージに用意されたギミックにも注意すべきものが多く、画面を上下に貫くレーザーや雷、空一面の雷雲といった危険物に触れると、天狗の面は一発で瀕死になる大ダメージを負います。

 一撃死しないだけマシですが、危険なギミックを避けようとして天狗の面が滑って触れてしまうことが多々あり、これこそが『暴れん坊天狗』を高難度シューティングたらしめている最大の要因かもしれません。

 ただし、いにしえのファミコンソフトにありがちな“絶対クリア不可能”というほど無慈悲な難易度かというと、そんなことはありません。私はそこまでシューティングゲームの腕前に自信があるほうではありませんが、『暴れん坊天狗』はひたすらやりこんでクリアすることができました。

 今回、数十年ぶりにファミコンの『暴れん坊天狗』をじっくり遊んでみましたが、自機の操作感覚を思い出すのにしばらく悪戦苦闘。スクロールに挟まれたり、ギミックに触れるぐらいなら、弾幕のほうに飛びこめばいいという当時の記憶がよみがえってきました。歯ごたえのあるゲーム性や障害物をボコボコと破壊しまくる爽快感はたまりません。

 それに大天狗様がやられたときの「無念」の文字や、助けを呼ぶ人の叫び声っぽいのをノイズで再現しているところ、妙に耳に残る音楽など、今遊んでも『暴れん坊天狗』らしさを十分に堪能できます。ちなみに個人的なオススメの曲は、ステージ選択&コンティニュー画面と、1面前半の曲です。

自機がやられたときの「無念」の文字が良い味を出してる?
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