■名曲「愛の戦士」が流れる激闘

 続いては『R』の第22話「ちびうさを守れ! 10戦士の大激戦」。

 うさぎと喧嘩したことがきっかけで未来に帰りたいと願うちびうさをめぐって、敵であるあやかしの四姉妹とセーラー戦士5人が集合して対峙することとなる。

 石田燿子(旧芸名・石田よう子)の歌う挿入歌「愛の戦士」に合わせてマーキュリーとベルチェ、マーズとコーアン、ジュピターとペッツ、ヴィーナスとカラベラスと、それぞれ対応し合う戦士同士が自身の技をぶつけ合う様子は、セル画数こそ少ないものの、さながらPVのような迫力がありオシャレな仕上がりとなった。

 またこの回では、シリーズを通して一番の泣き虫だったうさぎから、傷つきながらもちびうさを守るという強い決意が見えた。うさぎが大人っぽい表情を見せたのもこの回の見どころだ。ちびうさの過去や母の存在もほのかに匂わせた『R』の中でも特に重要なエピソードだ。

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