テレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』第1話に映った「そば屋の新聞記事」から“読み解けるモノ”や“ufotableのすごさ”とは?の画像
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 10月10日、テレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』(フジテレビ系)の第1話が放送。原作にないオリジナルストーリーという点に心配する声もあったが、実際に放送された1話目の完成度の高さに満足したファンは多いことだろう。

 無限列車編の前日譚として本編に見事な橋渡しをするシナリオで、映像や背景の美しさもテレビアニメのレベルとは思えない圧巻のクオリティだった。

 その第1話の途中、そば屋で炎柱・煉獄杏寿郎と部下の隊士が食事をする場面がある。そのとき調理を終えたそば屋の親父さんが新聞を読んでいたが、映像をじっくり見るとちゃんと記事の内容まで読み取れた。

 そこで今回は新聞に書かれていた内容について、細かく取り上げていきたい。
 

※下記記事では吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』のネタバレが含まれます。コミック未読の方や、テレビアニメ第1話を未視聴の方、劇場版「無限列車編」を未視聴の方はご注意ください。
 

■事件の詳細を報じる夕刊を分析

 まず作中に登場した「中報新聞」の夕刊に大きく報じられていたのが「切り裂き魔、また現る」という見出しがつけられた、今回の1話の冒頭に描かれた惨殺事件だ。乗客のいない回送列車の車内で車掌が殺された事件で、多数の行方不明者を出した無限列車が運行中止になっていることなども事件に付随して紹介されていた。

 ほかにも「鉄道沿線に潜伏か」「犯人の行動圏広し」などとあり、新聞記事の文章には犯人が列車に乗って移動している可能性も示唆。今回登場した鬼には驚異的な機動力があったことから「列車で移動した」と勘違いしている様子がうかがえる。

 つまり犯人は人間だと想定されており、“鬼”の存在がそこまで知れ渡っていないことがそれとなく伝わる描写でもある。

 また今回の事件のほかに無限列車の運行中止なども重なり、周辺で経済的な損失が出ていることもしっかりと記事に報じられていた点もリアルだ。 

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