■本領を発揮した山田涼介にゲームファンも衝撃
山田涼介は大会本番の活躍もさることながら、実は前日に行われた参加チームによる大会練習(カスタムマッチ)の中でも、ゲームファンをうならせる場面があった。
前述した通り、現役プロも多数参戦したカスタムマッチで、山田のチームは粘り強く最終決戦まで生き残る。その戦いでチームメイトの渋谷ハルと叶が先にダウンしてしまい、たった一人残された山田は、持ち前の大舞台での強さを発揮した。
この時点で相手チームも生存していたのは1名のみだったが、その1名というのが『レインボーシックス シージ』というゲームの世界大会でMVPを獲得したこともある元プロゲーマーのWokka氏(ウォッカ)。ゲームファンの間では「世界のWokka」などと呼ばれている凄腕の元プロだ。
当然『エーペックスレジェンズ』の腕前も超一流のWokka氏と、山田の1対1のバトルが展開。最初はチームメンバーの蘇生を行おうとした山田は、Wokka氏が下から迫ってくるのを機敏に察知。すぐ仲間の蘇生を諦めて銃の撃ち合いを選択した山田は、Wokka氏との壮絶な撃ち合いに勝利し、見事チャンピオンを獲得した。
このシーンは試合を観戦していたゲームファンや、ほかの選手からも大絶賛され、実際に撃ち合ったWokkaも「山田涼介さん視点見たけど、2人のノックダウン使うの上手すぎて弾当たらないし、オルタネーターのAIMえぐいし、天才だと思った」「あの登り気づかれるのえぐい」と、自身のSNSで率直な感想をつづっている。
これまで芸能人だからといって山田涼介のゲームの腕に懐疑的だった人も、今回のCRカップでの大活躍で、見る目が大きく変わったのではないだろうか。