■作者がキャラの強さに言及!?

『鬼滅の刃』のコミックス11巻には、作者の吾峠呼世晴氏が描いた「柱の皆さま腕相撲ランキング」という箸休めコーナーがある。これによれば、ぶっちぎりの1位が「岩柱・悲鳴嶼行冥」、2位が「音柱・宇髄天元」、そして3位が「炎柱・煉獄杏寿郎」という結果になっていた。

 もちろん「腕力=強さ」ではないが、上位の顔ぶれを見ると炭治郎や伊之助が「鬼殺隊最強」だと言った悲鳴嶼行冥、遊郭編で上弦の鬼を相手に素晴らしい奮闘を見せる宇髄天元に続いたのが煉獄である。彼ら上位陣の活躍ぶりを見れば、煉獄が鬼殺隊トップクラスの実力者たる一要素(それも作者お墨付きの)と言ってもいいのかもしれない。

「弱き人を助ける」と誓って炎柱になった煉獄杏寿郎の戦いは、残念ながら物語の半ばで終わった。すべてを出し尽くして一人の犠牲も出すことなく己の任務をまっとうし、鬼殺隊の柱として後輩の盾となって命を燃やした。

『鬼滅の刃』という物語全体を通して見ても、個人的には煉獄杏寿郎の戦いがもっとも心に残っており、いろんな面で最強かつ最高の柱だったとあらためて実感する。

 そして『劇場版 無限列車編』の劇中で、猗窩座はまだ煉獄は肉体の全盛期を迎えていないと言っていた。「1年後、2年後にはさらに技が研磨され、精度も上がるだろう」とも……。

 これは漫画にはなかったアニメオリジナルの猗窩座のセリフではあるが、欲を言えば成長のピークを迎えた煉獄杏寿郎が、鬼舞辻無惨との最終決戦で炎の呼吸の奥義を繰り出す未来も見てみたかった。
 

■アンケート募集中 よろしければご協力ください!

●【回答募集中!】漫画『鬼滅の刃』の最強キャラに関するアンケート

●【回答募集中!】漫画『鬼滅の刃』の名勝負に関するアンケート

  1. 1
  2. 2
  3. 3