9月25日、ついに『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(フジテレビ系)がテレビで初放送される。これまで同局では1期アニメの特別編集版などが放送されてきたが、この劇場版『無限列車編』がノーカット放送されることで、ストーリー上それに続く2期『遊郭編』の放送が間近に迫っていることが実感できるだろう。
これまで本サイトではアンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、『鬼滅の刃』にまつわるさまざまなテーマでアンケート調査を実施。アニメ『鬼滅の刃』2期の開始を目前に控え、ファンの期待が高まる中、あらためて過去に注目を集めた3つのテーマを振り返ってみたいと思う。
※以下、『鬼滅の刃』の原作漫画のネタバレも含まれているので、コミックス未読の方はご注意ください。
■「アニメ一番の神回」ランキング
まずは『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の上映開始後に実施したアンケートから。映画と同じくufotableが制作したテレビアニメの第1期・全26話の中で、視聴者が「一番好きだった回」を挙げてもらった。
●第3位(8.5%)「第二十話:寄せ集めの家族」
炭治郎と禰豆子、兄妹の力を合わせて十二鬼月の「下弦の伍」累を倒したかに思えたが、死んだと思った累が復活。再び炭治郎が絶体絶命の危機に陥ったとき、水柱・冨岡義勇が到着する……というのが第二十話の冒頭部分。
満身創痍の炭治郎にかけた、義勇の「俺が来るまでよくこらえた。あとは任せろ」という頼もしいセリフにしびれた人も多いのではないだろうか。
●第2位(18.5%)「第一話:残酷」
町まで炭を売りに行った炭治郎が翌朝家に戻ってくると、人喰い鬼によって家族は惨殺。唯一生き残った妹の禰豆子も鬼に豹変するというショッキングなシーンが描かれたのが、『鬼滅の刃』の第一話である。
鬼になっても兄の炭治郎を守ろうとした禰豆子、その禰豆子の姿に普通の鬼とは違う特別なものを感じて考えをあらためた義勇の心境など、とても30分アニメとは思えない濃密な内容だった。
●第1位(28%)「第十九話:ヒノカミ」
禰豆子が累の糸にとらわれた絶望的な状況の中、炭治郎は走馬灯のように亡き父・炭十郎の生前の姿を見る。
ヒノカミ神楽を舞う炭十郎、さらに病床の炭十郎から贈られた言葉をきっかけに、炭治郎は「ヒノカミ神楽 円舞」を繰り出し、累の鋼糸を切断。気を失っていた禰豆子も亡き母・葵枝の声によって目覚め、血鬼術「爆血」により累の糸を焼き切った。
この竈門家の親子が登場するクライマックスの場面で流れ始めるのが、挿入歌『竈門炭治郎のうた』。美しいメロディと中川奈美さんの優しい歌声が、壮絶なバトルシーンにピタリとハマっていたのが印象的だった。