■劇場版では異例の「三階級特進」
なおテレビ版では二階級特進だったが、劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』のリュウは「三階級特進」となり、「大尉」に任ぜられている。これは破格の扱いだ。
通常の「戦死(殉職)」は一階級特進が多く、よほどの功績が伴わないと二階級特進すらまず与えられない。たとえば旧日本軍では制度上「四階級特進」まで存在したが、これらは特攻隊員のために設定されたものだった。
ちなみに皮肉なことに現代の自衛隊、警察、消防、海保において、この「二階級特進」は「殉職」の隠語として使われることも多いのが、いろんな意味でリアルである。