美しい花にはトゲがある『週刊少年ジャンプ』屈指の“ドS”キャラ『幽遊白書』蔵馬の「ゾっとする」名言3選の画像
画像は『幽☆遊☆白書』完全版第10巻より(集英社)

 1990年から1994年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された冨樫義博氏の漫画『幽☆遊☆白書』。同作は、主人公・浦飯幽助が霊界探偵として妖怪たちと戦っていくバトル漫画だが、脇を固める個性的な登場キャラクターが作品の魅力のひとつ。

 そこで今回は主人公チーム4人の中でも「美しさ」という観点で絶大な人気を誇る蔵馬をピックアップ。蔵馬といえば武器として薔薇のムチを操るイメージもあってか、「美しい薔薇にはトゲがある」という言葉を体現するような、ときおりぞっとするほど恐ろしいセリフを放つキャラクターでもある。そこで本記事ではジャンプ漫画屈指の“ドSキャラ”でもある蔵馬の名言をいくつか紹介したい。

■南野秀一から妖狐・蔵馬へ

 蔵馬はもともと極悪盗賊の「妖狐」という名で霊界に名をとどろかせるS級妖怪だった。だが15年前に大ケガを負ったことで、やむなく人間の胎児に憑依して転生。人間界で母親の愛情をいっぱいに受けて育ち、進学校でもトップクラスの成績を誇る高校生“南野秀一”として暮らしてきたが、幽助とともに出場した暗黒武術会で裏御伽チームと対戦した際に大きな転機が訪れる。

 蔵馬の対戦相手・裏浦島は、蔵馬の優しい性格につけ込んでだまし討ちを行う。本性を現した裏浦島は、確実にトドメを指すために闇アイテム「逆玉手箱」を使用したのだが、これが裏目に出てしまう。

 逆玉手箱は煙を浴びせた相手を若返らせることができるアイテムで、裏浦島は蔵馬を胎児レベルにまで若返らせてボコボコにしようとたくらんでいたが、徐々に弱くなっていった蔵馬の妖気が、ある瞬間に一気に膨れ上がる。蔵馬は若返ったことで、転生前の状態である妖狐へと姿を変えたのだ。

「さあ、おしおきの時間だ」

 妖狐としての姿を初めて見せた蔵馬が放ったセリフがこれだ。妖狐は白髪のロングヘアの美しい妖怪。人間・南野秀一としての蔵馬は温かみのある表情のキャラだが、妖狐・蔵馬は氷のような美しさで、そのギャップに心をわしづかみにされた人も多いのではないだろうか。

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