スポーツ漫画での「世紀の大番狂わせ」3選『スラムダンク』『ドカベン』『メジャー』甲子園やIHでの劇的な幕切れに感動の嵐の画像
画像は『SLAM DUNK 完全版24』(集英社)書影より引用

 世界中を熱狂させた東京五輪が閉幕したかと思えば、続いて夏の甲子園が開幕。そんなスポーツにはいろんなドラマが存在するが、ファン目線で一番盛り上がるのはやはり予想もしなかった結末、“番狂わせ”が起こったときではないだろうか。

 弱小チームが格上の王者を倒す、いわゆる「ジャイアントキリング」的な要素はスポーツ漫画における定番の展開ではあるが、読者に大きな感動やカタルシスが得られる重要なエッセンスでもある。そこで今回は個人的に印象に残っている、スポーツ漫画における「番狂わせシーン」を振り返ってみたい。

■「インターハイ3連覇」高校最強チームとの死闘

 スポーツ漫画の「大番狂わせ」として真っ先に思い浮かぶのは、やはり井上雄彦氏の『SLAM DUNK(スラムダンク)』の山王工業高校戦ではないだろうか。

 主人公・桜木花道のいる湘北バスケ部は、インターハイの2回戦で日本高校界の頂点に君臨する強豪校・山王工業と激突。海南大附属ですら完敗を喫した山王と湘北の戦いは、一時は湘北が24点差をつけられ、大方の予想通りワンサイドゲームになりそうなところから怒濤の反撃を開始。まさかの試合展開となる。

 そして残り49秒のところで1点差に追いついた湘北は、最後は流川のパスを受けた桜木がシュートを決めて劇的な勝利を収めた。

 ちなみに続く3回戦では、湘北はウソのようなボロ負けを喫したのも、いかに山王戦がすさまじい試合だったかを物語っており、まさに死力を尽くした末に生まれた“大番狂わせ”というのが伝わってくる。

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