■そんなタマじゃねー、フラフラになった三井の名言
それでは、三井寿の名言ベスト3、第1位は……!
「静かにしろい この音が……オレを蘇らせる 何度でもよ」
インターハイ2回戦で当たった絶対王者・山王工業との試合。この試合がまた、たまらなく良い試合なんです。スラムダンクをもし読んでない方がいるなら、山王戦までぜひ読んでください。巻数でいうとかなり最後のほうですが。
2年間無敗でインターハイ3連覇の山王工業。過去の山王の中でも、歴代最強だといわれるメンバーとの戦い。圧倒されながらも、必死に食らいつく湘北メンバー。三井も怒涛の3Pシュートを決めますが、やはりフラフラになり、うわ言をつぶやくほどで、立っているのがやっとの状態でした。
相手のエース沢北との1on1にパスを選択することでゲームをコントロールしだす流川。その流川からパスを受け取り、シュートをせずにパスを回す選択をする三井。三井をマークしていた松本も、実際に腕も上がらないとこぼす三井を見て、「もうアイツはとっくに限界だ」と感じます。しかし、流川はそんな三井に、またパスを出します。「やつは打てねえ!」とマークに来ない松本ですが、流川は「そんなタマじゃねーよな」と三井を信じたのです。そこで三井が朦朧としながらフラフラと腕を上げて放ったシュート。沸き上がる歓声の中、シュートが高く弧を描く中で飛び出した、三井のセリフがコレです。
「静かにしろい この音が……」
(パツン)
「オレを蘇らせる 何度でもよ」
実際に腕が上がらないほど、限界だった三井です。それでもなお、勝利への執念は消えず。やっと戻ってくることができた大好きなバスケットボールのゴールネットを切る音が聞こえるたびに、力が戻ってくるのでしょう。
以上、三井寿の名言ベスト3でした。
いやー、最高ですね。これ以外にも名シーンと名言はたくさんあるので、選出が激ムズでした。みなさんもこれを機に、スラムダンクを読み返してみては……
(パツン)
いかがでしょうか?