どうも。「右から左とかじゃなく前向きな姿勢が好きです」とファンの方に言っていただいた、でおなじみムーディ勝山です。
オリンピックの視聴率がすごく高いみたいですね。開会式に至っては56%もあったそうです。我が家でもご多分に漏れず開会式を見ていたんですが、7歳の息子が開会式を見てひと言、「こうきたか~」と言っていたのでビックリしました。何かしら彼の中の予想を裏切ったんでしょうか。
そんなオリンピック。今大会ではバスケットボールも注目されています。今コートに立つ選手にも多大な影響を与えている漫画といえば『SLAM DUNK』。おそらく、ほとんどのプレーヤーがこの漫画を読んでいることでしょう。(八村塁選手は読んでなかったので、井上雄彦先生から全巻送られたらしいです)
以前、主人公の桜木花道の名言ベスト3という記事を書いたんですが、今回は、スラムダンクはこの男の物語なんじゃないかというぐらい、感動のシーンを連発している男、三井寿の名言ベスト3を発表させていただきたいと思います!(パチパチパチパチ)1位としてあのセリフにすると予想する人が多いと思いますが、そんなことはいたしません。あのセリフは殿堂入りとして、他のセリフで構成したいと思います!フリじゃないよ、と証明するためにも言っときたいと思います。
「安西先生……!! バスケがしたいです……」
はい! 言いました! このセリフはもう出ません! それでは三井寿の名言ベスト3、……第3位は!!!
「1年10組三井寿!! 武石中出身!! 176cm63kgポジションはどこでもやれます!! それから……目標は湘北高校全国制覇!! 日本一です!!」
名言というには少し長いですが、ここがとにかく最高なんです。
もし読んでない方がいるのなら、1巻から読んでいただき、三井寿という男が大暴れするエピソードまでを必ず読んでいただきたい。スラムダンクはこの三井が出るまで、ここまでが完璧すぎるんです!! マジでここの面白さは漫画界の最高到達点を叩き出している可能性もあります!!
主人公はもちろん桜木花道です。花道が好きになった女の子目当てに始めたバスケットボール。バスケットボールの面白さに気づき始め、どんどん上達していく。花道と同じく入った1年の流川、入院から戻ってきた2年宮城、県内屈指のセンターでキャプテンの赤木、弱小と言われた湘北高校バスケ部がどんどん強くなり、このメンバーなら全国を狙える? そんな希望であふれる部に、突如として現れる不良軍団。バイクで学校に乗り込み、土足で体育館に乗り込み、容赦なく暴力を振るい血を流し倒れる部員。不良グループのリーダー格である鉄男がボールにタバコの火を押しつけ、そのボールを片手に「オレはな それをブッ壊しに来たんだよ」と、言い放つ……。この男こそが、三井寿でした。
少年だった頃にリアルタイムで読んでいて、恐怖で鳥肌が立ち、ドキドキしながらページをめくっていました。今読み返しても、その緊張感がよみがえるシーンです。
そんなとんでもない不良になった三井寿の、過去の回想シーンが特にヤバいんです。読み返すたびに涙目になります。回想シーンでは、バスケ部をつぶすと体育館に乗り込んできた姿からは想像できないぐらい、キラキラした、中学生の三井寿がいました。県中にその名をとどろかせるほどのスタープレーヤーだった三井寿。強豪校には進学せず、挫折しそうなときに立ち上がる勇気をくれた、恩師・安西先生のいる湘北高校に入学します。
そのバスケットボール部に入ったばかりの1年のあいさつのときに、三井寿が言った自己紹介が……このセリフでした。すばらしいセリフです。希望と、自分への自信、そして、安西先生への恩返しができるうれしさが伝わってきます!!!
体育館に乗り込んできた三井からは想像もできない、回想シーン内でのセリフ。スラムダンクは三井寿の物語とも言えるほどの面白さ、マジでたまらないです!