どうも、ヤマグチクエストです。みなさんは『ドラゴンクエスト』の装備、好きですか?
『ドラクエ7』までは装備品がゲーム内で可視化されることがなかったため、登場する武器については攻略本や説明書に描かれた絵を見て「こんな見た目なんだ」と想像するしかありませんでした。単純に能力が上がることだけでなく、装備の見た目や彼らがどうやって使っているのかを想像することが楽しくて装備を買うことも多く、「バトルアックスのほうが強いけど、はじゃのつるぎのほうが主人公っぽい」という理由であえて買わないこともありました。
ときには、「たびびとのふく」と「ぬののふく」がどう違うのかを考えたり、ブーメランがどうやって戻ってきているのかを想像したり。装備を通して、主人公たちの冒険を見ている部分もあると思います。
また、戦士は剣やヤリを装備して、武闘家はなるべく拳に近いものを装備、オノやハンマーはムキムキの人が装備するもの、といった具合に、ドラクエの装備品からファンタジー作品における武器防具のイメージを身につけた、という方も多いと思いますし、かくいう私もそのクチです。
ということで今回は、特徴的かつ印象の強いドラクエの武器についていくつかピックアップして書いていこうと思います。
■ドラクエといえばこれ「はがねのつるぎ」
ドラクエナンバリングタイトルすべてに登場している「はがねのつるぎ」。
「はがねのつるぎが手に入るぐらいから面白くなる」という”ドラクエあるある”も有名で、この頃くらいになると主人公のHPも100を超えてきて、パーティも充実してくるため、はがねのつるぎには思い入れがある方も多いかもしれません。
また、たとえば『ドラクエ3』の「イシス」など、はがねのつるぎが初めて手に入る街や城のお店で、
Eはがねのつるぎ
Eてつのよろい
Eてつのたて
Eてつかぶと
の並びがそろうという、製作側の意図を感じるラインナップもおなじみですね。
ちなみに漢字表記だと「鋼」ではなく「鋼鉄」と書くことから推察するに、プレイヤーがこの4つの装備のラインナップをそろえるようにある程度想定されているようにも感じます。
主人公ならびに前線キャラがこれらを装備できることも多く、その後の洞窟などで手に入った強力な装備のお下がりを分け与えてあげることで、冒険のお供として長い間お世話になりますが、「てつの防具シリーズ」と違い「はがねのつるぎ」は、攻撃力はそこそこですが特殊効果はなく、わりとすぐに上位互換の武器が手に入ってしまうことも多いので、活躍する期間は意外と短めなことも多い印象です。
それでも、ドラクエを進めていく目安として「はがねのつるぎ」が手に入る頃に「ああ、序盤が終わったんだな」と感じさせるシリーズの顔的な武器であると思います。