■ギャグもシリアスもバランスのとれた三人組

 そして、見事第1位に輝いたのは19.5%の人に選ばれた『銀魂』坂田銀時・志村新八・神楽だった。

 三人は何でも屋「万事屋銀ちゃん」を営むメンバーで、死んだ魚のような目をしたマイペースななまけ者だがやるときはやる男・銀時と、ツッコミ担当でアイドルオタクな新八、型破りで戦闘力の高いヒロインの神楽という、まったく仲良くなれそうもない凸凹トリオ。しかし3人でダラダラ過ごしているときの「あうんの呼吸」ともいえるやりとりや、いざ事件を解決するときに各々の強みを生かして戦うシーンでの相性は抜群。ギャグ漫画であり、心震えるシリアスパートも多い『銀魂』の世界観は、この3人だからこそ、ここまで愛されたのではないだろうか。

 選んだ人からは「三人と一緒に『ジャンプ』を読みたい。楽しそう」(22歳・男性)、「いつも騒動が起きるから」(40歳・女性)、「三人組といえば万事屋銀ちゃんしかいない! とてつもない安心感があります」(26歳・女性)、「実はすごい人たちだというギャップがいい」(30歳・女性)というコメントが寄せられた。また少数ながら真選組メンバーの近藤勲・土方十四郎・沖田総悟のトリオも票を集めていた。

 以上、ベスト3だけでなく4位以下にも個性豊かなメンバーが並んだ今回のアンケート。一見バラバラに見える個性も、三人集まればぴったりハマる不思議な魅力のあるトリオのキャラクターたち。誰一人欠けてもこの面白さは成立しない!?

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