(3ページ目) コロニー落としに核攻撃？ガンダム作品で語り継がれる「記憶に残る軍事作戦」5選

■複数のコロニーを同時落下!?

　大規模作戦ということで言えば、ヒケを取らないのが『新機動戦記ガンダムＷ』の「オペレーション・メテオ」という作戦です。当初この作戦は５機のガンダムを地球に降下させた作戦として扱われていましたが、後に「真のオペレーション・メテオ」の内容が明かされます。

　それは５つのラグランジュ・ポイントからコロニーを同時落下させる、地球を狙った「コロニー落とし」作戦。当事者である５人のガンダムパイロットたちや、それを支援した科学者らの多くが反対していたため、最終的にはこのコロニー落としは成功しませんでしたが、予想以上に規模の大きな作戦だったことがうかがえます。

　もしこの「真のオペレーション・メテオ」が成功していたら、どれほどの被害が生まれたのかを考えるとゾッとしますね……。

『機動戦士Ｖガンダム』には、かなりとんでもない作戦が登場しました。その１つが「地球クリーン作戦」。キャッチコピー（？）は「ビームも核も使わない、もっともクリーンな作戦」で、「地球浄化作戦」や「ローラー作戦」とも呼ばれています。

　この作戦のなにがとんでもないのかと言うと、巨大なローラーのような車輪を持つ艦艇で構成されたモトラッド艦隊を地球に降下させ、横一列に並んだその艦隊が地上のあらゆるものを踏みつぶしながら大量破壊を敢行。建造物内に人がいようがおかまいなしという、いろんな意味でハチャメチャかつ残虐な作戦でした。

　主人公ウッソ・エヴィンたちが所属するリガ・ミリティアはこれに対抗しようと、考えうるかぎりの対抗作戦を実行します。しかし人質を取られていたことも影響し、とにかくタフなモトラッド艦を沈めることはできず。最終的に停戦協定による作戦中止によって、ようやく止めることができました。