古くは手塚治虫氏の漫画『鉄腕アトム』のアトムに代表されるように、漫画・アニメにたびたび登場するサイボーグ・アンドロイドなどの「人造人間」キャラクター。体の一部が機械化されていたりロボットであったり人工知能であったりと、その描かれ方はひとくくりに定義できないほど多様だが、いずれも人間たちを圧倒する強烈なパワーを見せるもの。
そこで今回は10代から40代の男性300人を対象にアンケート調査を実施。これまでに見た漫画・アニメに登場した人造人間キャラクターの中で「最も強いと思ったキャラ」を1名ずつ挙げてもらった。その中で特に意見が多く集まったキャラをランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■子どもたちが未来を夢見たアンドロイド
まず全体の13.0%の人から名前が挙がり、第3位になったのは手塚治虫氏のSF漫画『鉄腕アトム』のアトム。1963年から1966年まで日本初の30分テレビアニメとして白黒アニメ化。1980年にはカラー版が制作され、2003年には『ASTRO BOY 鉄腕アトム』のタイトルで再度リメイクされている。
アトムは人と同等の感情を持った少年ロボットで、アニメ1作目の設定では「どんな計算も1秒でできる電子頭脳」「60か国語を話せる人工声帯」「普通の1000倍も聞こえる聴力」「サーチライトの目」「10万馬力の原子力モーター」「足のジェットエンジン」「お尻からマシンガン」という7つの威力を持つ。アニメ最終回で人類を救った点からも、そんなアトムを「最強」だと感じた人が多いようだ。
選んだ人からは「絶対的な主人公という感じがあるから」(20歳・男性)、「知名度があるから、先駆者だから」(25歳・男性)、「フィジカルな強さに良心や繊細さが加わり、結果的に心身の強さが達成されていると感じるから」(43歳・男性)というコメントが寄せられた。