1990年に発売され、次世代ゲーム機として累計出荷台数4910万台という世界的大ヒットを記録した『スーパーファミコン』。
株式会社Gamewithが4月7日に発表した「ステイホームにおける親子でのゲームプレイに関する調査」によると、コロナ禍で親子のゲーム時間が増え、一緒にゲームをプレイしたと答えた家庭は8割に及ぶという(全国の小学生から高校生を子どもに持つ親131名を対象)。外出自粛となり巣ごもり時間が増えた中、ゲームが親子のコミュニケーションの一助となっているようだ。
そこで気になるのはどんなゲームを遊ぶかについて。もちろん最新ハードの新作タイトルや話題のスマホゲームの人気が高いと予想されるが、レトロゲームを家族で遊びたいという人も少なくないはず。そこで今回ふたまん+では、30代から40代の男性300名に「息子・娘とともにもう一度プレイしたいスーファミRPGは?」というアンケートを実施。その結果をランキング形式で発表していきたい。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■今なお語り継がれる名作がランクイン!
まず第3位(10.3%)にランクインしたのは、1995年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された『クロノ・トリガー』。現代・中世・未来・原始・古代といったさまざま時代を舞台に、主人公や仲間たちが時空を超えて運命に立ち向かう大スペクタクルRPGで、『ドラゴンクエスト』の堀井雄二氏と鳥山明氏、そして『ファイナルファンタジー』の坂口博信氏がチームを組んだドリームプロジェクトだ。
主人公のクロノは千年祭という祭が行われる街で金髪の少女・マールと出会う。そこで幼なじみのルッカも加わって3人で行動していると、あることがきっかけで時空を超える術を手に入れてしまう。3人はさまざまな時空を超えていくうちに、荒廃した未来へ。自分たちの未来を救うべく、3人は戦いに身を投じるのだった……。
同作は、スーファミソフトだけでなくプレイステーションやニンテンドー3DSにも移植。さらにスマートフォンアプリやPC版など、移植の多さが同作の人気を物語っている。アンケートでは「押しつけがましくならず、いつか自然に手に取ってもらえるようゲーム棚に飾ってあります」(40歳・男性)、「こんなに長く愛される作品は他にない。今の子どもたちにもプレイしてもらいたい」(41歳・男性)、「俺たちがスーファミで遊び、子どもたちがスマホでクロノトリガーをプレイする。とてもエモいです」(38歳・男性)、「時空を越えるゲームなので、親子でハマるのに最適だと思う」(43歳・男性)といった声が寄せられた。スーファミを引っ張り出さなくても他のハードで楽しめるため、子どもたちへすすめやすいのも魅力だ。