大谷翔平も仰天? 奇想天外な秘打に豪打も…野球漫画「ハチャメチャな必殺打法」3選の画像
画像は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)2018年31号表紙より引用

 米メジャーリーグでは、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の快進撃が止まらない。投手として10試合に登板して3勝1敗、防御率2.70の好成績。さらに打者としては両リーグトップタイとなる23本塁打(6月23日現在)を記録しており、“二刀流”プレイヤーとして世界中の野球ファンを沸かせている。

 まるで荒唐無稽な野球漫画の主人公のような大谷選手の活躍ぶりで思い出されるのが、漫画ならではのハチャメチャな必殺技の存在だ。古い野球漫画はどちらかと言うと投手がクローズアップされることが多く、“魔球”と呼ばれる決め球が勝敗を分けることも多かった。

 しかしそんな魔球に対抗すべく、前代未聞の打法も次々登場。そこで今回は個人的に大きな衝撃を受けた、野球漫画の“必殺打法”について紹介したいと思う。

■奇抜な打撃で相手投手のド肝を抜く!

 まず最初に紹介したいのは、水島新司氏による野球漫画の金字塔『ドカベン』(秋田書店)に登場する、殿馬一人の「秘打・G線上のアリア」だ。

『ドカベン』はどちらかと言うとリアル寄りの野球漫画だが、殿馬の繰り出す“秘打”は野球少年の心をいつもワクワクさせてくれた。それに殿馬の場合は必殺打法ではなく、“秘打”と呼ぶのがピッタリ。豪快なパワーで打ち砕くワケではなく、巧みな技術で投手や野手を翻弄するような内容が痛快だった。

 その殿馬の秘打と言えば、回転しながら打つ「白鳥の湖」が有名だが、「秘打・G線上のアリア」は、“曲者”殿馬の真骨頂とも言える。言ってしまえば“究極のセーフティバント”で、巧みなバットコントロールでバントした打球をファウルライン上に停止させるという神業だった。

 しかもプロ入り後、殿馬は「秘打・G線上のアリア」をさらに進化させ、バントではなく普通に打ったうえで、外野のファウルライン上に球を停止させるスゴ技も見せている。

 そして圧巻だったのはオリックス時代のこと。殿馬は「秘打・白鳥の湖」から「秘打・G線上のアリア」という、2つの秘打を組み合わせた驚異の打撃を披露し、この安打によってプロ入り後に初めての首位打者を獲得した。

 ちなみに『ドカベン』の作中で最強投手の呼び声が高い不知火守が、どんな強打者よりも苦手にしていたのが殿馬である。

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