少女向けアニメとして今も昔も強い人気を誇る「変身少女もの」「魔法少女もの」のアニメたち。その歴史は1960年代の『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』にまでさかのぼることができる。近年でも2004年から続く『プリキュア』シリーズは変わらず人気で、このほかにも男性視聴者からも注目を集めた『魔法少女まどか☆マギカ』や『魔法少女育成計画』などダークな世界観を持つ深夜アニメも少なくない。
「変身少女アニメ」といえば、毎回行われる変身の際にキャラが放つセリフや呪文が見どころの一つ。幼いころに意味は分からないながらも、アニメキャラクターのマネをして一緒にセリフを唱えた経験がある人も少なくないだろう。そこで今回は、30代から50代の女性200人を対象に、「言葉の響きがかわいいと思う変身セリフ・呪文」について調査を行った。その結果をランキング形式で紹介する。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■90年代戦闘少女アニメの代名詞
まず第3位になったのは『美少女戦士セーラームーン』の「ムーン プリズムパワー メイクアップ」。12.5%の人に選ばれた。
1992年から1997年まで放送された『美少女戦士セーラームーン』は、変身少女アニメとして異例の大ヒット。オシャレな世界観やモチーフが当時の少女たちを夢中にし、シリーズは5作にわたって続くこととなった。
今回ランクインした「ムーン プリズムパワー メイクアップ」はその中でも「無印」と呼ばれる1作目のセーラームーンの変身セリフ。まず画面いっぱいにセーラームーンの手が映し出されるとその爪にピンクのネイルが色づき、色とりどりのプリズムで照らされたセーラームーンのシルエットが次第にコスチュームをまとっていくという変身シーンとなっている。
選んだ人からは「一番たくさんマネしたセリフです」(33歳・女性)、「そのあとの“月にかわっておしおきよ”と合わせて大好き」(38歳・女性)、「とにかく変身シーンがかわいくて思い出に残っています」(35歳・女性)、「手の先の動きまで完璧に覚えてます」(40歳・女性)というコメントが寄せられた。セーラームーンと一緒に力いっぱい「メーイクアップ!」と叫んだ人が多いようで当時を懐かしむコメントも多く寄せられた。