■芸人仲間での会話も『ハンチョウ』に

ヤンマガKCスペシャル『1日外出録ハンチョウ』第1巻(講談社)

 たとえば『1日外出録ハンチョウ』はどうでしょうか。福本伸行先生の人気漫画『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ作品である本作。

 大人の最高の1日の過ごし方、的なテーマの漫画なのでグルメ以外のエピソードもずいぶんと登場するのですが、母親のカレーを再現しようとする回、タイムリープを繰り返す餃子パーティの回、お菓子ドラフト会議の回、甘いもののベスト1を決める甘いもの世界一選手権の回、もう挙げたらキリが無いぐらい秀逸グルメ回ばかりなんです。

 芸人でも読んでる人がかなり多い『ハンチョウ』ですが、この作品に関しては「面白い」と声を上げたのが僕とネゴシックスさんがまず早かったと断言できます!! もう食い気味に「面白い」と言っていましたから。

 以来、ハンチョウ仲間の麒麟川島さん、ネゴさん、僕、の三人で飯を食べるときは必ず「クククク……上ロースに黄身を絡ませてご飯に包んで食べるだと? 半と出るか丁と出るか……バクっ! ……馬鹿がっ! 美味いに決まっとるだろこんなもの……!!」と、一口食べるたびにこんなことを言う“ハンチョウごっこ”をしています。

 一度「ハンチョウのどの話が一番好きか会議」を開いてみんなでキャッキャしながら話し合いたい。ブルボンのお菓子がいっぱい入ったブルボンアソートを食べながら……!! そんなことして面白いのか? クククク……馬鹿がっ! 面白いに決まっとるそんなもの……!!

 と実生活にも『ハンチョウ』が影響を及ぼすほど好きなのですが、実際にドラマ化されるとして「ハンチョウ・大槻」を演じるのは誰か? これを考え出すと非常に難しい……。何が難しいかって、大槻だけではなく、仲間の沼川と石和とのバランスも考えないといけないのです。

 演技力があって、仲も良さそうな3人……。

 そうか、ロバートさんだ……! ロバートさんならいける!! 秋山さんなら大槻を演じるのは赤子の手をひねるようにたやすいでしょうし、なんといっても馬場さんの沼川が想像しただけでハマり役過ぎる!!! ロバートさんのコント「忍者ショー」のときの馬場さんの変装はほぼ沼川だったはず!(笑)。石和の山本さんだけ少し不安ですが、演技力で乗り切ってくれるでしょう!

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