■大ヒット前夜、2001年のナルトに「1話からすごかった」

 第2位にランクインしたのは、12.0%の人に選ばれた岸本斉史氏の『NARUTO-ナルト-』。1999年から連載がスタートした『NARUTO』は『ジャンプ』看板作品の一つとなった大ヒット作。日本のみならず海外での人気が極めて高いことで知られる。

 ストーリーは落ちこぼれ忍者のうずまきナルトが里一番の忍である火影を目指し仲間とともに試練に立ち向かうというもの。現在ナルトの息子であるボルトを主人公にしたスピンオフ作品『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS-』が『Vジャンプ』で連載されている(原作・監修:岸本斉史氏、作画:池本幹雄氏、脚本:小太刀右京氏)。

 2001年当時は物語もまだ序盤で、ナルトら第七班が中忍試験を受けるあたり。まだサスケも木ノ葉隠れの里を抜けていない。2002年からスタートするアニメ化の前で、同作の大ヒットの予兆を感じていた読者は多かったに違いない。

 選んだ人からは「このころのナルト、懐かしい! アニメも放送前だと知って驚きました」(38歳・男性)、「第1話から絵の完成度がすごく、衝撃的だったのを覚えてます」(41歳・男性)、「夢中になって読んでいた漫画です」(35歳・男性)、「サスケたちと一緒に頑張る姿がほほ笑ましいから」(40歳・男性)、「学校のクラスではやっていた」(34歳・男性)、「アニメがヒットしてからは絵もどんどん進化していった。画力ではジャンプ作家の中でもトップクラスでは」(39歳・男性)というコメントが寄せられ、2014年に72巻で堂々完結した同作を懐かしむ声が多く集まった。

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