漫画・アニメにはさまざまなキャラクターが登場するが、ふだんは役職やニックネームでしか呼ばれないキャラや、偽名を使っているキャラも多い。彼らの意外なフルネームを知って、驚いた経験はないだろうか?
そこで今回は、編集部が独自に選んだ「フルネームで呼ばれないキャラクターの本名一覧」を10代から40代の男女300人に見てもらい、もっとも意外だと思う人物を1つ選んでもらった。その中からも多くの意見が集まったキャラをランキング形式で発表する。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)。
■「先生」としか呼ばれない『ドラえもん』のあの人
まず第3位にランクインしたのは、『ドラえもん』に登場するのび太の担任の先生。9.3%の人に選ばれた。
原作コミックスでは一度も名前が呼ばれない先生の本名は、テレビ朝日版アニメでは「先生(せんじょう)えいいちろう」と設定されており、「先生」と書かれた家の表札が確認できる場面がある。「先生」という姓はなんとも珍しいが、けっして実在しない名字というわけではなく、全国で100人程度同じ名字の人が存在するようだ。
また、選んだ人からは「初めて知りました」(42歳・男性)、「名前があったとは。しかも先生」(33歳・男性)、「『ドラえもん』のキャラは見た目と名前がそのまんまなんだなと感じます」(38歳・女性)というコメントが寄せられた。なお、先生の作中での一番の名言といえば、テストで0点を取ったのび太に対する「目が前向きについてるのはなぜだと思う? 前へ前へと進むためだ!」という激励の言葉。元ネタが分からなくても、この言葉を目にした人は多いのではないだろうか。
また、『ドラえもん』と同じ作者である藤子・F・不二雄氏による『キテレツ大百科』でも主要キャラのほとんどがあだ名で呼ばれており、キテレツ(本名:木手英一)、ブタゴリラ(本名:熊田薫)も意外な本名として少数ながら票を集めていた。