『逃げるは恥だが役に立つ』平匡とみくりの“契約結婚”は2位に!憧れた「少女漫画のトンデモ設定」ランキングの画像
画像はKissコミックス『逃げるは恥だが役に立つ』第10巻(講談社)

 少女読者だけではなく大人までも夢中にさせる少女漫画の世界。2016年には海野つなみ氏による同名漫画を原作としたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が社会現象になるほどの人気となり、今年1月には同番組のスペシャルドラマも放送された。

 同作は、派遣切りされた主人公が就職先としての結婚という選択肢を選び、愛し合っていないまま「雇用主と従業員」として契約結婚をするというストーリーだが、5月19日にドラマで主演を務めた星野源新垣結衣が結婚したことを発表。作中であまりにお似合いなカップルを演じた2人が、ドラマを飛び出して結ばれたことに驚いたファンは多かったに違いない。

『逃げ恥』だけでなく、少女漫画には現実ではなかなか起こらないような「トンデモ設定」で読者にときめきを与える漫画が数多い。そこで今回は「少女漫画の設定」に関するアンケート調査を実施。30代から40代の女性200人に「これまで読んだ少女漫画で、一番憧れた男女設定」について回答を募集した。特に意見が集中した作品をカウントダウン形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■綾瀬はるか・福士蒼汰で実写化された歳の差カップル設定

 まず全体の7.5%の人に選ばれ第3位となったのは、藤村真理氏による漫画『きょうは会社休みます。』。

 同作は『Cocohana』(集英社)で2011年から2017年にかけて連載された漫画で、これまでの人生で一度も彼氏が出来たことがないOL・青石花笑(あおいし はなえ)が33歳の誕生日を迎えたその日、酔いつぶれてひと回り年下の恋愛経験豊富なイケメンと一夜をともにしてしまったところから物語が始まる。その後も、年下彼氏だけではなく別会社のCEOのイケメンから迫られたりと、まさに少女漫画の憧れを詰め込んだような設定となっている。

 選んだ人からは「絶対にありえないけど、うらやましい」(43歳)、「地味なのにいろいろなタイプの男からモテる主人公になってみたい」(39歳)、「まじめに生きてたらこんないいことがあるかもと妄想してしまいます」(31歳)、「ツッコミどころはあるけど夢があるから」(44歳)というコメントが寄せられた。

 2014年には綾瀬はるか主演で実写ドラマ化もされた同作。今回はオトナ女子からの支持を多く集めていた。

 また同じく7.5%の票を集めて第3位になったのが高須賀由枝氏による漫画『グッドモーニング・コール』。もともとは1997年から2004年にかけて『りぼん』(集英社)で連載された作品で、2006年からは『Cookie BOX』『Cookie』に媒体を移し、続編となる『グッドモーニング・キス』を連載中。

『グッドモーニング・コール』は一人暮らしをするはずだった中学生の主人公・吉川菜緒が、悪質な不動産会社にだまされて同じ部屋を契約した同級生のイケメンと同居することになるという物語。それぞれの事情からそのまま同居を続け、やがてお互いにひかれあうというお約束な展開だが「中学生にして親元を離れる」「学校中の人気者と同居」と2つの要素に心ひかれた読者が多いようだ。

 選んだ人からは「小学生のときに読んで憧れてました」(32歳)、「懐かしい! 大好きな作品です」(35歳)、「『りぼん』にしては大人っぽい内容でドキドキしました」(30歳)、「上原くんがかっこいいから」(42歳)と、当時の思い出を振り返るコメントが並んだ。

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