■一般人が生きられない…『進撃』の世界が1位に
そして、第１位になったのは１５.０％の人に選ばれた『進撃の巨人』。巨人と人との長い戦いを描いた物語で、メインキャラクターであろうと容赦なく殺されていく殺伐とした世界観の『進撃の巨人』。人間よりはるかに大きい巨人は見た目もグロテスクで、人間が太刀打ちできないままにバリバリと食い殺されていく様子がトラウマになった人も多いのではないだろうか。
選んだ人からはとにかく巨人が怖いという声が多く届き、「巨人を前にしたら絶対ムリ。身動きひとつとれず人生を終える自信がある」（３３歳・男性）、「自分より大きい生物に住むところを破壊され、家族を食われたりするのはつらい」（３９歳・女性）、「死に方がものすごく怖いし苦しそう」（４９歳・女性）、「目の前で人が食べられるのを見るのがつらそうと感じたから」（２１歳・女性）、「巨人が怖い。毎日おびえて暮らすのが一番きつい」（２８歳・男性）というコメントが集まった。
また「ずば抜けた才能・能力がないと一般市民ではなかなか生きていけない」（３６歳・女性）、「普通に立体機動できなそうだし戦えない……秒で巨人に潰される…」（２３歳・女性）、「アニメで見ているだけでもきつそうだったので、現実に置き換えたらいたたまれない」（３２歳・女性）、「どうすることもできない。圧倒的無力感」（３０歳・男性）と、もし自分が『進撃』の世界に入ったら……と想像して無力感にさいなまれるコメントも寄せられた。確かに、何もできずに巨人に捕食されるか、やたらと死亡率の高い調査兵団に入るかは究極の選択だろう。調査兵団に入っても、多くの兵士には凄惨な最期が待っている。
なお、４位以降には、未知の敵「使徒」におびやかされる世界で急に兵器に搭乗させられることとなるアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』や、不慮の事故から「半喰種」となり、人肉を食らう「喰種」と人間との戦いに巻き込まれていく『東京喰種』、人間の頭に寄生して人間を食べる「寄生生物」にじわじわと侵食された世界で、身近な人も既に寄生されているかもしれないという恐怖を感じる『寄生獣』などの作品が挙がった。
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