『進撃の巨人』の世界が1位! 一般人でも主人公でも「自分だったら絶対ムリ!」なアニメ・漫画の世界設定ランキングの画像
画像は講談社コミックス『進撃の巨人』第33巻(講談社)
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 今年4月、11年7か月にわたる連載に幕を下ろした諫山創氏の漫画『進撃の巨人』(講談社)。自分の住む街に突然えたいが知れない巨人がやってきて人々が混乱に陥るという衝撃的な展開や、巨人のグロテスクなビジュアル、怒涛のアクションシーンが多くの読者を夢中にさせた。

『進撃の巨人』に限らず、漫画やアニメの中には、現実では絶対にあってほしくないようなつらい世界観や設定が多く存在する。そこで今回は10代から40代の男女300名を対象にアンケート調査を実施し、「自分だったらすぐ死んでしまいそうな“絶対ムリ”な厳しい世界設定のアニメ・漫画」を1作ずつ挙げてもらった。「一般人でも生活できなそう」「もし主人公だったら耐えられない」といった意見が多く寄せられた作品をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■世紀末漫画の代名詞『北斗の拳』に「一般人もサバイバルなので」

 第3位は10.3%の人に選ばれた武論尊氏、原哲夫氏による漫画『北斗の拳』(集英社)。世界的な核戦争によって秩序が失われた世界が舞台となっており、その退廃的な世界で主人公・ケンシロウの生き様が描かれたハードボイルドなアクション作品である。

 作中では主に熱いバトルが描かれるが、暴力的な描写も多く、秘孔を突かれて頭が爆発して死ぬという凄惨な最期を迎えるキャラクターも多い。選んだ人からは「力が正義という暴力の世界でルールもマナーもないから」(49歳・男性)、「戦士だけでなく一般人もサバイバルなので」(38歳・男性)、「敵が多すぎて生き延びるのがきつそう」(36歳・男性)、「暴力が日常化しているから」(43歳・男性)、「神拳の使い手ばかりでとても生き残れるとは思えない」(44歳・男性)、「一般人も食べていくのが大変な世界なので」(40歳・男性)というコメントが寄せられた。世紀末の世界で自分一人の力では到底生きていけないと、悲痛な叫びが多く届いていた。

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