■永井真理子の歌声もハマった猪熊柔のかわいさ
続いて、青年漫画のヒロイン……平成編は!!!『YAWARA!』の「猪熊柔」です。
もう漫画もアニメも見まくった作品です。浦沢作品で一番愛着があります! アニメのOP「ミラクルガール」の永井真理子さんは当時も今も大好きです。永井さんはお休みになっておられたのが、数年前に活動を再開されたんですが、いち早くその情報をキャッチし復帰後最初のライブを見に行きました。
EDのレイジー・ルーズ・ブギーさんの「いつもそこに君がいた」という曲もアニメエンディング史上一番の名曲と言っても過言ではないほどの名曲。ファッションにも平成っぽい”バブル感”が出ていて、登場人物の着ている服の肩パッドもすごかったです。高校卒業後、柔が女子短大に行くんですが、同級生にマリリンというスタイルの良い女の子が出てきて、子ども心に「大学ってこんなエッチな姉ちゃんがいるんだ……!」と胸をドキドキさせたもんです。
また『YAWARA!』といえば、食事シーンも良くて、ビーフストロガノフという料理を初めて覚えたのもこの漫画でした。特に好きなのが祖父であり師匠でもある猪熊滋悟郎が食べる数々のグルメです。チョコレートパフェやスイカなど漫画の背表紙の滋悟郎も良いし、特に饅頭をうまそうに食べるんですよね。もし饅頭を食べるのを一番うまそうに描く「饅頭-1GP」があれば浦沢直樹先生が優勝でしょう。そして、何よりもヒロインの柔がとにかくかわいかったです。