■作品のターニングポイントに…!?

 第2位(19%)にランクインしたのは、「天下一武道会後にクリリンが死亡したシーン」。あるいは「クリリンの死体を発見したシーン」と言ったほうが正しいのかもしれない。

 その衝撃の場面は、悟空と天津飯が決勝で激闘を繰り広げた「第22回天下一武道会」の終了後に訪れる。全力を尽くした悟空と天津飯たちが健闘を称え合う和やかな雰囲気の中、控え室に戻ったクリリンの悲鳴が……! あわてて悟空たちが駆けつけると、すでにクリリンが死んでいるという驚きの展開だった。

 クリリンのもとに駆け寄った悟空の「し…死んでる」「ク…クリリンが……殺された……!!」という悲痛な表情。そして瞳孔の開いたクリリンの無残な姿など、それまでコメディタッチだった『ドラゴンボール』の空気が一変したターニングポイントとなったシーンと言っても過言ではないだろう。

 このクリリンの死のシーンを選んだ人からは「平和な日常からいきなり突き落とされた感じがした」(42歳・男性)、「あの頃のドラゴンボールで、メインキャラがあっさり死ぬ展開はまったく予想してなかった」(39歳・男性)、「死に方に一切のギャグがないから。これ以前に死んでる奴らとは明確に違う」(30歳・男性)、「世界観があの瞬間にガラッと変わって怖かった。もうあの平和な毎日には戻れないと思った」(39歳・男性)などのコメントが寄せられている。

 ちなみにこのときクリリンを殺害したのは、ピッコロ大魔王の手下であるタンバリンだった。

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