新学期が始まった。まだまだ例年通りの日常が戻ってきたとは言えないが、新しい学校生活を始めるにあたって、期待に胸を膨らませている人も多いだろう。アニメでも学園モノは定番中の定番。恋愛ストーリーからコメディ、スポーツものにヤンキー漫画と、学園を舞台にした名作は多く存在する。そこで今回は「春にピッタリな、すがすがしい気持ちになる学園アニメ・漫画といえば?」というテーマでアンケート調査を実施。10代から40代の男女300人にお気に入りの作品を挙げてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■京アニ制作の放課後アニメ
第3位になったのは、8.3%の人に選ばれた『けいおん!』。かきふらい氏による4コマ漫画で、2009年から京都アニメーション制作でアニメ化。廃部寸前の女子校の軽音部のメンバーがバンドを組み、ゼロから部活動を行っていく物語で、途中で新入生を交えた5人でバンド活動を行うが、その描写のほとんどは部活中のなにげないシーンが多く「日常アニメ」のジャンルとしても人気を集めた作品だ。
2010年の第2期『けいおん!!』や2011年公開のロンドンを舞台にした劇場版『映画けいおん』も興行収入19億円を超える大ヒットを記録し、ブームを巻き起こした。
選んだ人からは「キラキラした青春って感じだから」(37歳・男性)、「友達の大切さを感じるアニメ」(27歳・女性)、「ちゃんと登場人物が歳をとって卒業していくところがいい」(41歳・男性)、「当時唯と同じギターを買いました」(30歳・男性)という意見が寄せられた。お気に入りのキャラクター名を挙げる人も多く、天真爛漫な主人公の平沢唯や、しっかり者の後輩・中野梓をはじめとした「放課後ティータイム」のメンバーはいまだにファンから愛されているようだ。