■「新時代の幕開け」を感じた奇跡のRPG

 国民的RPGの『ドラクエ』『FF』シリーズと来て、第2位(12.7%)に選ばれたのは『クロノ・トリガー』(スクウェア)です。

 同作品は、坂口博信氏(エグゼクティブプロデューサー)、堀井雄二氏(ストーリー原案)、鳥山明氏(キャラクターデザイン)と、ドラクエとFFの生みの親たちが勢ぞろいして開発されたRPG。このときはまだスクウェア・エニックスではなかったので、まさに夢のようなコラボレーションでした。

 当然パッケージイラストを担当したのは鳥山明氏。主人公・クロノを始め、どこか『ドラクエ』をほうふつさせる個性豊かなキャラクターが並ぶ横には、時計をイメージしたスタイリッシュなゲームロゴが……! このパッケージを見るだけで、あらためてスクウェアとエニックスの夢の競演を実感したものです。

■2位に差をつけた第1位は……!?

 そして第1位となる22.3%の支持を集めたのは『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』(エニックス)でした。

 イラストはもちろん鳥山明氏で、青のターバンとマントを身に着けた主人公と幼なじみのビアンカが描かれたパッケージ。まるで冒険中の1コマを切り取ったようなイキイキとしたパッケージイラストを店頭で見て、一刻も早くゲームをプレイしたくなったのは私だけではないでしょう。

 また主人公の周囲にはキラーパンサーを始めとするモンスターたちも描かれており、モンスターを仲間にできる新システムに対する期待感も高めてくれました。

 あと個人的にはパッケージに描かれた主人公が剣ではなく杖を持っている点がすごく気になり、ゲームをプレイしてから「そういうことだったのか!」と納得したのも良い思い出です。

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