■人生の転機に購入したパソコン?

 第2位(15%)には、「XP以降のWindowsマシン」がランクイン。マイクロソフトのOS「Windows XP」の発売が2001年なので、今回アンケートの対象者である40代~50代の場合、成人してから初めてパソコンを手に入れたということになる。現在40代の人ならちょうど就職する頃に出回っていたのが「Windows XP」なので、パソコンを入手する良いタイミングだったのかもしれない。

 Windows XPは、家庭向けのWindows95や98と、ビジネス向けのWindows NTや2000を合わせた、いわゆる“いいとこ取り”を実現。OSとしても爆発的に普及し、いまだにXPの操作感覚が「一番しっくりくる」という人も多いのではないだろうか。

 ちなみにXPのサポートは2014年に打ち切られているが、いまだに現役で稼働している場面をチラホラと見かける。

■インターネットの普及にも貢献!?

 そして第1位(16.7%)に輝いたのは「Windows 95マシン」だった。1995年に登場したマイクロソフトのOS「Windows 95」の発売当時、販売店に長蛇の列ができるほどの大ブームになったのは、今となっては考えられない現象かもしれない。

 当時は視覚的に分かりやすく、とっつきやすいOSということで話題になり、パソコンというツールをより身近なものに感じさせてくれた画期的なOS。また、インターネットに手軽に接続できる機能が搭載されていた点も大きかった。

 それ以前から“パソコン通信”などは存在したが、まだ一般的なものではなかった時代。しかし、Windows 95の到来でインターネットが爆発的に普及。当時はアナログの電話回線を使ってネットに接続するのが普通で、深夜11時から翌朝8時までは定額になる「テレホーダイ」というサービスを活用していたことを思い出す人もいるのでは?

 インターネットという未知なる技術に興味を抱き、同時期にWindows 95マシンを初めて購入した人が多かったのも納得できる。

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