ゲームにプログラミング、ワープロや表計算を始め、さまざまな用途のあるパソコン。今では当たり前のように使っているパソコンも、かつては非常に高額な物が多く、最初に触れたパソコンが忘れられない人もいるはず。かくいう私も親に「プログラミングの勉強がしたい」などと建て前を述べ、ゲームがやりたくてパソコンを買ってもらった経験があり、その機種には思い入れがある。
Windowsマシンが出る前は、ホビーユースのものから高性能なビジネスユースのパソコンまで、各社からバリエーションに富んだ機種が発売。書店にはいろんなパソコン専門誌が並んでいたことを覚えている同世代の人もいることだろう。
そこで今回は40代から50代の男性300名を対象に「初めて所持したパソコン」をリサーチ。一番最初に手に入れたパソコンはどんな機種、どんなOSだったのかをランキング形式で紹介していこう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■高嶺の花だったNECのビジネスPC
まず第3位(11.7%)にランクインしたのはNECが発売した「PC-9800シリーズ」。同シリーズは1982年から2003年まで長きにわたって発売され、一時は国内で圧倒的なシェアを誇った国民的パソコンだ。
16ビットCPUが採用されたPC-9800シリーズは主にビジネス用途で人気を博し、価格は非常に高額。当時、同シリーズを所持していた家庭は、親が仕事のために購入したというケースが目立った。
さらに16ビットパソコンとしての性能の高さ、シェアの高さもあいまって、PC-9800シリーズではさまざまなゲームソフトも発売。豊富なゲーム目当てでPC-9800シリーズに目をつけ、仕事や勉強に活用できると親をそそのかして買ってもらったという話もよく聞いたものだ。